飼い主とハムスターたちの知識の図書館。

抗生物質を使う目的とステロイドの副作用

抗生物質とステロイドを使わない方が良い理由です。
皮膚炎でよく処方されますが、効果が少ない組み合わせや、副作用が強いため薬が原因で病気になることもあり、理解して使用しないと危険です。

投稿日時:
投稿者:ETC_USER

[USER_NAME]横浜です。

#お薬に詳しい人に手を挙げてもらおう。
#私は両手が挙がってしまってますから。

3日も前の話題ですし、抗生剤のことは皆さん色々お書きになってたので、今さらなんですが。。。
私が少々しっているのは、あくまで目安は人間のお薬についてです。
皮膚炎に抗生物質を使うのは常在菌(空気中とかにいつも存在する菌)による二次感染防止のためです。
特に皮膚が赤みを帯びて少々湿ったようなした感じになっている時には次の皮膚があがって来る迄の間の感染予防のために一本だけ注射をするということも考えられます。
あと、皆さんも御承知の様に抗生物質というものは生菌に対抗するお薬です。
悪い菌(いわゆるウィルスです。)に対して効果を発揮するこれが、抗生物質の主作用ですが、お薬には必ず副作用というものがあります。
生菌に対して作用するのですから、良い菌も当然殺してしまいます。
(例えば腸の中で大切な役割をする乳酸菌とか酪酸菌とか)
ですから、経口の抗生剤は人間の場合は熱や炎症(頭痛や咽頭痛)が治まったと感じてから余分に1日だけ飲んで止めて欲しいですし、新陳代謝の早い小動物に関しては少しでも改善が見られた時点で止めた方がいいかと思われます。身体の免疫力を弱めてしまいます。
そして、病後は胃腸の調子を崩しやすいので整腸剤などでのケアがのぞましいです。
人間用に市販されている抗生物質でテラマイシンと言うものがあります。
これは粘膜部に塗っても安心な軟膏ですので、私はハムが怪我をした時などかさぶたになる前まで1〜2回塗ってやることがあります。
もちろん舐めてしまいますが、大丈夫なようです。
カビ系の菌には、抗生物質はダメです。
おさまるどころか、塗った範囲に広がってしまったりします。ですから、カビ系の菌にはイミダゾール系の水虫薬でステロイドとサリチル酸(めちゃくちゃしみるので、ハムには無理です。)の入って無い物がいいです。ハムの場合には1回〜2回の塗布で良くなります。
必ず軟膏タイプを選んでください。クリームは乾燥させるためのパウダーがはいっていますし、基剤の目が細かいので通気性が悪いです。
ステロイドの話題も出てましたが、これは小動物には致命的でしょう。絶対だめです。
ちなみに人間の身体で市販ステロイド300本で皮膚の再生が困難になってしまう副作用が確認されています。
ハムなら1/3本でも副腎の機能不全になるかと思われます。

余り長くなってしまいそうなのでやめますが、もしお薬のことで聞きたいことがあったらいつでもどうぞ。
(人間のお薬専門でハムにはどうかわかりませんが、今迄我が家の動物達に有効だったものはもしかしたら、お役にたてるかもしれませんん。)
出しゃばってしまいましたが、この辺で。