飼い主とハムスターたちの知識の図書館。

ネギ・タマネギ・ニンニクの中毒・危険性

ネギを使ったエサが販売されいたことあり、海外でも考え方が違うようです。
実際に与えた飼い主の話も掲載していますが、犬や猫、ラットやモルモットでの実験結果はあるけど、品種の違いや、ハムスターの弱さを知っていると試せないことが原因です。

投稿日時:
投稿者:USER0062

こんにちは、[USER0062]です。先週、忙しくて全然mailを読む時間が無かったのですが、あまり溜まってなくて助かりました。

[USER_NAME]です。

最近記事が少ないので、この隙に質問です。

齧歯目にあげてはいけない食べ物の筆頭に「葱類」がありますよね。

本などを読むと、葱類には齧歯目などの赤血球を壊す成分が入っていると書いてありますが、これはどの程度「あぶない」のでしょうか?

いわゆる、タマネギ中毒ですね。はっきりと文献等を引いているわけではないので詳しいことは言えませんが、牛、羊、犬、猫などで報告されています。

- 以下、抜粋 -

犬がネギ(タマネギあるいはナガネギ)を摂取すると、ネギに含まれる有毒成分(allylpropyl disulfide)によってヘモグロビンが酸化され赤血球内にグロビンの不溶性変性産物(ハインツ小体)が形成される。このため血管内で溶血を起こしたり、あるいは脾臓を中心とする網内系でハインツ小体含有赤血球は容易に補足されて破壊されるために貧血が起きる。この有毒成分は骨髄障害も引き起こすといわれている。
また、加熱しても破壊されないため、大量のネギの入ったすきやきや肉鍋などの残りを給与された犬で発症することが多い。実験的には、煮た中型のタマネギ1個程度(15〜20g/kg)またはそのジュースを連日投与すると、赤血球内にハインツ小体が出現し、7〜10日目には強い貧血が起こる。この場合、血色素尿は必発ではない。(出典:犬の臨床)

以上は犬での話ですが、もし、ハムスターにもネギ中毒があるならば、ほぼ同様の機序が考えられると思います。

「一口食べたくらいだったら大丈夫」、「ちょっとでも食べたらあぶ>ない」、「食べてすぐは元気だけど、そのうち弱ってくる」とか、そ>の程度のレベルで結構なので、ご存知の方がいたら教えて下さい。

ハムスターでどの程度危ないかは解りませんが、極力与えない方が良いでしょうね。
#「君子、危うきに近寄らず」ですね。(ちょっと使い方が違うかな?)
いくらハムスターでも生のタマネギをばくばく食べるとは思えないので、継続的に与えたりしなければ大丈夫なのでは...

ハムスターでの報告はちょっと解りませんでした。たいした、インフォーメーションじゃありませんでしたが、また、何か解りましたらお知らせします。

投稿日時:
投稿者:USER0072

[USER0072](です.

以上は犬での話ですが、もし、ハムスターにもネギ中毒があるならば、ほぼ同様の機序が考えられると思います。

ラットやモルモットに,タマネギを与えた場合に起きる赤血球数の低下に関する古い報告が出ています.(Chemical Abstract 49:11798d (1955) 残念ながら当大学の図書館にはありません.北大でしたらこの文献は図書館にあると思います.)
ネギ属のdiallyl disulfideの薬効・毒性ですが,程度の差はあれ,種非特異的といえるようですね.[USER0072]の意見ですが,ネギ属(特にニンニク)には殺菌作用があるので,与えすぎるとハムスターの腸内細菌がやられてしまい,下痢をする危険性もあるのでは?とのことです.

>いくらハムスターでも生のタマネギをばくばく食べるとは思えないので、継続的に>与えたりしなければ大丈夫なのでは...

実は,[USER0072]の了解をとり,安全と思われる量のニンニクをジャンガリアンハムスターに与えてみましたが,積極的には食べてくれませんでした.

ハムスターでの報告はちょっと解りませんでした。


検索していないので断言できませんが,ハムスターでの報告は無いかもしれませんね.
それでは失礼します.

投稿日時:
投稿者:USER0499

[USER0499]です。
既に[USER_NAME]さんから回答がありますので補足ですが。

それぞれ、イナゴ豆、ジャガイモ、ネギです。
あ、なぜネギが! 本当なのでしょうか?

販売元のマルカンは「大丈夫」という自信を持ってネギを入れているようです。
ちょっと前になりますが「ミラクルアニマルズ」という雑誌の創刊2号に、マルカンからそれらのフードに入っているネギに関する説明が載っていました。孫引きになってしまいますが、一部引用します。

[Ham:24449] Re: [Books] Miracle Animalsにて、
(以下、上記雑誌からの引用)

ある一部の小動物に関する文献には、食べさせてはいけない物の中にネギと書かれているものがあり、理由として、赤血球が破壊され貧血等を起こす、と書かれている物もあるが、何を根拠に書かれていたものか、不明である。
(中略)
確かに生ネギはアクが強いため小動物には適さないかもしれないが、美味しくない物や毒性のある物は人間も含めてほとんど食べないであろう。
根深ネギの白色部分を乾燥させアクを除いたフードはヨーロッパの小動物先進国では既に実績がある。

ただし、この説明はあまりに客観性に欠けるので、私自身は信用していません(^^;)。

ネギは猫や犬にあげていけないように、ハムにもあげてはいけないもののひとつですよね。

ネギ属を犬や猫にあげていけないのは間違いなく正しいと思うのですが、ハムスターにとって有害かどうかはどうやら検証されていないようなのです。

# 通っている動物病院の獣医師に質問したこともあるのですが、「正確にはわかりません」という回答でした(^^;)。

ただし、「タマネギをラットやモルモットに与えたら赤血球数が低下した」という古い報告はあるようです。

この辺りの話は、過去の[Hamster:3262][Hamster:3271]を取り寄せると詳しく書かれています。
まあネギ類なんてどうしてもあげなければいけないような物でもないので、避けておいた方が無難なように思います。

投稿日時:
投稿者:USER0503

[USER0503]です。
さらに補足ですが。

販売元のマルカンは「大丈夫」という自信を持ってネギを入れているようです。

最近ではパッケージから「西洋ネギ」の記載が抹消されているようです。
どれを見ても書かれていないです。
でも、見た感じでは「西洋ネギ」の記載があった頃と変わっていないようです。
私は買っていないので違いがあるかどうか詳しくわかりませんが、もし以前も買っていて、今も買っている方がいらしたら感想を聞いてみたいです。

ただし、この説明はあまりに客観性に欠けるので、私自身は信用していません(^^;)。

アニファにも「ネギにはあげてはいけない部分とあげても良い部分があり、当社のフードにはこのあげてもよい部分を入れています」なんて回答を寄せていましたよね。
でも、このあげてよい部分、いけない部分ってどうやって見分けるんだろう?というのが私の疑問でした。

しかも入っていたネギらしきモノは白くなく緑色をしていたようにも思うので、[USER_NAME]さんが引用して下さった説明とも食い違いますよね。

まあネギ類なんてどうしてもあげなければいけないような物でもないので、避けておいた方が無難なように思います。

ですです。

投稿日時:
投稿者:USER0507

こんにちわ、[USER0507]です。

まあネギ類なんてどうしてもあげなければいけないような物でもないので、避けておいた方が無難なように思います。

ですです。

以前こちらのMLであったネギの入った餌のことですよね。

まったく同内容のお話が余所でもあり、確かにハムスターに食べさせてはいけないという文献は見つからなかったというレスがあったのですが、いやそんなことはないという意見もありました。
そもそも、人間だって食べ過ぎれば血尿がでるという人体実験をされた方の話まで出てきました。
結論から言えば、実験をしたという大学の先生がどこの誰か分からないし、わざわざ食べさせる必要がどこにあるのかという結論になったと思います。
こちらの結論も同様だったように記憶しています。

[USER_NAME]さん、[USER0507]がすでにおっしゃられているとうりですので、何故私が出てきたかというと、漢方の考え方の中にネギは血液を新しくするという考え方があるからです。
これは、ネギの成分によって赤血球が破壊され、それを補うために骨髄で新しく赤血球が造られるので、骨髄刺激になるということのようです。
でも、これを実験しようとしないでくださいね。タマネギを1個食べたくらいでは問題のない人間についての話ですから。

ネギの成分が赤血球を酸化しすぎて、破壊してしまうのが原因ですので、動物の種類によって感受性に差が認められるのはごく当たり前のことと思われます。赤血球における酸素との結合能力の高い動物程、感受性が高いのではないでしょうか。(この辺は私の想像にすぎませんが)
したがって、私は自分の知り合いの方がネギを食べさせようとしているのなら、止めます。ハムは代謝率が高いので。

たぶん、メーカーは何らかの効能を期待して添加したのでしょうが、ネギをわざわざ食べさせなくてはならない栄養状態というのを理解できかねます。
[USER_NAME]さんが引用して下さった説明では何の目的で入れているのか私には分かりません。もう少し、具体的な説明が欲しいところです。

自分のハムに何を食べさせても自由だとは思いますが、避けておくことが無難なところというお二人の意見に私は賛成です。

投稿日時:
投稿者:USER0006

[USER0006]です。

こんにちわ、[USER0006]です。

こんにちは。先日、[USER_NAME]さんが某掲示板で漢方の話を書いておられたのを読みました。漢方にもお詳しいんですね。

何故私が出てきたかというと、漢方の考え方の中にネギは血液を新しくするという考え方があるからです。
これは、ネギの成分によって赤血球が破壊され、それを補うために骨髄で新しく赤血球が造られるので、骨髄刺激になるということのようです。

なるほど。昔からネギの成分(diallyl disulfide、二硫化ジアリルとでも呼ばれるでしょうか?)が赤血球を破壊するのは知られていたのですか!

たぶん、メーカーは何らかの効能を期待して添加したのでしょうが、ネギをわざわざ食べさせなくてはならない栄養状態というのを理解できかねます。
[USER_NAME]さんが引用して下さった説明では何の目的で入れているのか私には分かりません。もう少し、具体的な説明が欲しいところです。

あー、すみません(^^;)。前回のメールでは誤解が生じると嫌だったのでメーカの説明の後半を意図的に外してました。以下に続きを引用します。

兎、ハムスター等を日本に輸出しているオランダでは「ネギはオランダで薬用植物広く認められており、動物達にとっても特に有効」と言われているそうだ。

と言うことで、一応何らかの効果を期待してネギを入れていたのでしょうが、具体性も客観性も無いです(^^;)。さらにハムスターに対する安全性の確認にも触れられていませんでした。

# マルカン製のハムスター用グッズは好きで良く使っているのですが、同社製のハムスター用フードは個人的に信用してないです(^^;)

投稿日時:
投稿者:USER0028

こんにちわ、[USER0028]です。

>こんにちは。先日、[USER0028]さんが某掲示板で漢方の話を書いておられたのを読みました。漢方にもお詳しいんですね。

いえいえ、決して詳しくはないです。漢方のことを知りたいなと思って本を読み始めて直ぐに挫折しました。
ひじょうに興味深いものもありますし、病名診断ができなくても治療できるところと目的以外の副次的効果というのに惹かれてはいるのですが、自分のものにするのにはとんでもない時間がかかりそうです。

なるほど。昔からネギの成分(diallyl disulfide、二硫化ジアリルとでも呼ばれるでしょうか?)が赤血球を破壊するのは知られていたのですか!

どのくらい昔からと聞かれると私も良く分かりませんが、学生時代には教科書には記載されていたと思います。
実際にも犬を飼育している人達はネギはダメというのは戦前の頃には知られていたのではないでしょうか。
成分の名称として記載されているのを目にするようになったのは70年代の後半くらいかな?
# うろ覚えです。
まあ、それ以前でも食品成分表には記載があったかもしれません。

あー、すみません(^^;)。前回のメールでは誤解が生じると嫌だったのでメーカの説明の後半を意図的に外してました。以下に続きを引用します。

兎、ハムスター等を日本に輸出しているオランダでは「ネギはオランダで薬用植物広く認められており、動物達にとっても特に有効」と言われているそうだ。

これこれ、確かこの一文がありましたようね。
この文面があったので、何らかの効果というのをもしかして、血液の更新を期待したのかな と推測して前回のメールになりました。

# マルカン製のハムスター用グッズは好きで良く使っているのですが、同社製のハムスター用フードは個人的に信用してないです(^^;)

そうですね、私もあまり食事に気を使う方ではないのですが、納得のいくものを食べさせてあげたいですね。

投稿日時:
投稿者:USER0147

[USER0147]です。

#ちなみにネギも、ごく少量なら逆によいという記述を見かけたことがありますが(これは飼っている方のエッセイで)、さすがにこの小さな身体に少量って??と思ったので実行していません(苦笑)

えと、確かネギに含まれる成分が赤血球を壊すことを逆に利用して、新しい血球を作る働きを活発にする、というような事だったと記憶しています。
大量に赤血球が壊れてしまうと貧血になってしまいますが、少量壊れた場合、減った血球を補うために体が活発に造血を始める、らしいです。
血球の新旧交代を早めることになるのかな?

でも少量って言われても私も「?」です。(^^;;

これ、レタスやキュウリにも言えるかな。ちょっとぐらいならあげても良いけどとか、たくさんあげないようにするとか、実際にはどれぐらいなんだろう?ってね。
ネギみたいに明らかに危険なものは最初からあげないことにするとして、レタスやキュウリは「この子にはこの量まで」っていうコントロールが出来るなら、別にあげてもかまわないと思います。
特に「うちの子レタスが好きなのに」とか「キュウリが好きなのに」って場合は、好きなモノを禁止してしまうのも可哀想かなって思うので。

ちなみにうちのこは、チーズもチェリーも桃も蜂蜜もあまり食べず、スイカに至ってはついてた種を10分もかけて割って食べてました(笑)スイカ種って濡れてると滑るんですよね。

スイカの種だけ集めて乾燥させてからあげると、食べやすくて良いみたいです。ストッキングに入れて洗うとにゅるにゅるも取れるし、洗うの楽ですよ。

[USER_NAME]さんのおっしゃっていた「栄養バランスの取れたペレット」というのは、ニッパイハードも入るのかなぁ……と気になる[USER_NAME]でした。
#あれって実験用の飼料に近いと聞いた気がするけど?

思いっきり入ります。>ニッパイのピンクの箱MLではお勧めのペレットなのです。