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ペット部屋のリフォーム

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ペット部屋のリフォーム


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ハムスターを飼っている部屋をリフォームしました。
といっても、犬の繁殖をする部屋のような、大がかりなペット用のリフォームではなく、ハムスターのような小動物と共生するために、通常のリフォームに少し方法を変えただけリフォームです。そのため、予算的にも普通のリフォームと大差なく、人が住むにも不自由しないと思います。
料金等の質問には答える気がないので、聞かないでください。
ちなみに、自分の部屋はボロボロのままです。

■壁
石膏(せっこう)ボードにクロス(壁紙)を貼ることが多いのですが、9mmの合板にペット用のクロスを貼っています。
合板は石膏ボードより硬いので、傷に強かったり、重い物を取り付けやすかったりしますが、音が反響しやすいです。しかし、棚などの背の高い物を置いていくと、音が反響しにくくなるので、我が家の場合は気にならなくなりました。
合板にしたのは、鳥やリスを飼うときに、壁に直接、止まり木を付けたいなぁ〜と思ったり、ハムスターのような地を這うペットを散歩させるのに、小物を足下に置いていたら危ないし邪魔だし、棚を置くとハムスターの行動を妨げることもあるので、壁に直接棚などを付けて小物を置いた方が良いんじゃないかと思い、壁を合板にしてもらいました。

■ペット用のクロス
傷に強い壁紙です。普通のクロスより、傷には10倍くらい強いらしいですが、犬や猫が壁を引っ掻くことに比べれば、ハムスターはあまりにも非力なので、念のためです。

■天井
天井は9mmの合板に、こちらもペット用のクロスです。
昔、タイリクモモンガを飼っていた時に、天井に網を貼っていたら、スペースを有効に使ってもらえるのになぁ〜と思っていました。天井の補強は、天井に樹上動物の遊歩道を作るためですが、ハムスターにはパイプを部屋中に張り巡らせる場合に役に立つ程度で、今は何もする予定はないです。
ちなみに、天井からスピーカーをたくさんぶら下げるからと言って作業してもらったので、天井自体も補強してもらってます。さらにちなみに、モモンガは滑空できるように、体重が100g(空のCDケース)くらいの体重しかありません。

■幅木
ほとんどの洋室には、施工上の都合や、足で蹴っ飛ばしたり物をぶつけたりと、壁に傷が付かないように、壁の下に幅木(はばき)という、横板があるのですが、この部屋にはありません。
なぜ無くしたのかというと、壁際に物を置くと、幅木の厚み分、隙間ができてしまい、完全にフラットにして隙間を無くさないと、ハムスターがその隙間に入りたがって、歯や爪を引っかけてケガをする可能性があるからです。小動物ならではの問題で、全てのほ乳類にバリアフリーです。
当然、家具を置いても壁に隙間ができないので、ちょっとだけ部屋を広く使えるし、家具の裏にホコリが溜まっているということも少ないと思います。とはいっても、我が家のペット部屋は、キャスターの付いたスチールワイヤー棚(エレクター)などを使って、ハムスターの散歩スペースを確保+棚自体移動可能なので、あまり意味が無かったりします。
ちなみに、壁を合板+ペット用のクロスにして強化していたり、床がタイルカーペットなので、壁から先に作業できるなど、施工上の都合もあるので、どんな場合でも、幅木を無くせる訳ではないみたいです。

■柱
我が家の場合は、柱に合板を貼っているので、廊下のドアのある柱の部分に、リフォームしていないところとの継ぎ目ができてしまいます。普通は、その継ぎ目に、木の見切り材(額縁)を使いますが、木ではなくホームセンターなどで売っている、L型のアルミ棒を使っています。
言わなくても分かると思いますが、囓り防止で、強力な両面テープで貼っているだけです。

■床
フローリングを薦められましたが、フローリングだと、傷が付くし、ワックス塗るのも面倒だし、ホコリを吸着してくれないのがイヤで、病院やOAフロアみたいな、汚れに強いタイルカーペットを敷いています。何より私は、ゴールデンと同じく冬でも裸足なので、フローリングは冷たいです。
タイルカーペットだと、そこだけ取り外して洗ったり交換もでき、カーペットを外してフローリングへの張り替えも容易だったりします。

台所とかリフォームするついでに、ペットを飼っている部屋をリフォームしてもらった感じで、この部屋のリフォームは1週間ほどでしたが、リフォーム中の騒音で、ロボロフスキーは寝不足のようでした。寝ているときも、耳が少し立っていて、音が気になっているようで、かわいそうでした。
ゴールデンは、気にはなっていたようですが、いつもと変わらず。さすがというべきか、普段はなかなか入れてもらえない、私の部屋を散歩できたので、逆に活き活きしていたくらいです。
ちなみに、ペットの部屋と私の部屋は隣で、ほとんどドアが開いてるので、自由に走り回れる空間か、ときどき追い返される空間かの違いでしたが、リフォーム後は部屋がキレイになった分、散歩をするのがつまらないようで、直ぐに私の部屋に入ってこようとします。


説明
シルバーなのがL型のアルミの板で、その手前の木枠がドアです。
ドアは引き戸で、ドアの反対側に壁との隙間があるので、ドアの反対側にもL型のアルミ板を貼っています。
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説明
これは台所。
幅木だけでなくドアの縁もあって、人間には気にならない程度の段差ですが、体の小さいハムスターには大きな隙間になってしまいます。
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説明
ついでに窓枠。
窓枠にも見切り材がなく、サッシぎりぎりまでクロスが貼ってあります。
カーテンレールを窓枠の内側に付けているのは、これも物を置きやすくするためと、断熱のためです。
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7回
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そのことで、他の飼い主のサポートができるだけでなく、より深く話し合えるきっかけになります。
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Re: ペット部屋のリフォーム


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思い出したので、古いトピックに追記です。

このトピックの写真は建築知識2018年9月号「小さな動物と心地よく安全に暮らせる家」に掲載されています。
記事の制作の話があり、こんなトピックもあるよと紹介したら、写真も掲載することになりました。

小動物と共同生活するための部屋作りに関する本ですが、ハムスターはケージの中で完結することが多いため、ケージのレイアウトが主な内容になっています。
このサイトでは、雑誌社と違ってCADを使う環境がないため平面図と写真で解説していますが、ケージのレイアウトに詳しく書いてあります。

先輩方からはペット業者や企画会社が絡むと、事実が伝わらないと話を聞いていましたが、生き物の知識や関心がない人が記事を書くと、プロのライターさんでも要点が分からず間違った解釈をしてしまうだなぁ〜と実感できました。
しかし、ペットとは関係のない技術系の雑誌社ということもあり、説明をすれば積極に訂正してもらえ、簡潔で分かりやすい記事になってます。

■添付写真の補足
散歩中に、わずかに壁紙が浮いた場所を見つけ、気になって壁紙を破ったようです。
壁紙を破ったら絨毯が浮いてしまい、絨毯を角に向かって囓ったようです。
床材には不向きなのか、壁紙や絨毯はそのまま放置されていました。
今飼っているゴールデンハムスターは全く無関心で、破った個体は9年間のうち1匹だけです。
黒いラックの柱の黄色い部分はマスキングテープです。爪を引っかけてよじ登れないようにしています。


説明
棚の下なのでフラッシュを使って撮影したこともありますが、リフォームして9年経っているので、さすがに汚れて見えますね。
壁紙と絨毯が破れていますが、壁と床は無傷です。
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